MIRR CREATORS

Akiho

リトリートクリエイター

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(about me)

わたしのこと

Akiho

Retreat Creator🌿⛰️

リトリートクリエイター

キャリアコーチ

リトリート

Gaia

大学卒業後、リクルートでの営業・プロジェクトリーダー経験や、青年海外協力隊としてアフリカで過ごした1年を経て、キャリアコーチング会社でのベンチャー起業に参画。社会の中で“結果を出すこと”に没頭し、数字や目標を追い求める毎日を過ごしてきたが、起業家としてある種の「成功」を掴んだ先で、大きな違和感と虚しさを感じ、「本当に自分がやりたいことは何なのか?」という問いに直面する。
その転機となったのが、沖縄・大東島で体験したリトリート。手つかずの自然と深い瞑想の中で、「私たちは本来、すべてが一つだった」――そんな体感を得る。この原体験がきっかけとなり、数字や肩書きといった外側のものを手放し、「0の自分」として在ること、本来の使命を思い出すことの重要性に目覚める。
現在は、葉山や真鶴、伊豆など日本各地の自然豊かな地で、「自分の本来の使命に還る」リトリートを主宰。単なる目標達成や自己啓発ではなく、“更地に戻る”ことで自分の最もコアな部分と繋がり直し、本当にやりたいことや純粋な意思を再発見する体験を提供している。

(経歴)

2011

大学入学・国際協力を志す

国際協力を目指し、専門性を深めるため大学に進学。グローバルな視野を広げながら、将来の夢に向かって学び続ける。

2015

新卒でリクルート入社

先輩のご縁よりリクルートへ入社。営業やプロジェクトリーダーとして、成果主義の世界で「数字」と「結果」に挑む。

2019

青年海外協力隊

夢だった海外ボランティアに参加。現地の人々と過ごす中で、「本当の豊かさ」や「幸せ」の意味を体感する。

2021

キャリアコーチング会社・独立

帰国後、キャリアコーチングベンチャーに参画。寝る間もない激務を経験し、自らも独立起業へ。成果や名声を追い続ける日々。

2023

大東島が転機に

沖縄・大東島でのリトリート体験をきっかけに、「すべては一つだった」という深い気づきを得て、本来の自分に還ることの大切さに目覚める。

2023

リトリートを開始

自身の体験をもとに、葉山や伊豆などで「0の自分にに戻る」ことを目的としたリトリートをスタート。参加者が自分の本質に繋がる場を提供。

2025

現在の活動

リトリートを通して多くの人が「本当の自分」を取り戻し、人生やパートナーシップが劇的に変化。今後は、人も地球も調和する循環型の世界を目指し、自然と共に生きるライフスタイルを広げている。

(holoscope)

わたしのホロスコープ

太陽:蠍座 × 4ハウス

「深く静かな情熱で、愛する場所を守る」

感情の深さと洞察力が魅力の源。信じた相手や居場所に対しては絶対的な忠誠心を持ち、守り抜こうとする芯の強さがある。家庭や心の拠点でこそ、真の情熱が燃えるタイプ。自己変容のエネルギーを内側から育む。

月:天秤座 × 4ハウス

「美しい空気感で、家庭に調和を灯す」

心の安らぎは、調和と美意識のある環境の中に。家族や身近な人との関係に繊細で、平和を保つために心を砕く。自分の内面と丁寧に対話しながら、人との調和的な関係性を築く家庭人。

水星:蠍座 × 5ハウス

「心の奥を見抜く、情熱的な表現者」

一見穏やかでも、内側では常に深い探究が続いている。思考も会話も洞察に富み、相手の本質を見抜く力がある。創作や自己表現の中に、自分の心の深みを込めていく知的アーティスト。

金星:射手座 × 5ハウス

「自由と冒険を愛する、愛の探究者」

恋愛も美意識も、心の旅を求める。好奇心と理想に導かれて、のびのびとした表現を楽しむタイプ。情熱的で開かれた愛し方が魅力。芸術や遊びの中に、自分だけの哲学を込める。

火星:蟹座 × 12ハウス

「内に秘めた情熱で、静かに守り抜く」

感情をエネルギー源に変え、見えない場所で人を守る優しき戦士。外では見せないが、心の中では強い意志が燃えている。無意識や精神的な領域での活動に力を発揮する、見えない努力の人。

木星:天秤座 × 3ハウス

「言葉に宿る調和で、世界とつながる」

柔らかい表現力と洗練されたコミュニケーションが運を引き寄せる。文章や対話を通じて、人々の間に調和を生む才能あり。学びや教えの中に、美しさと優しさがにじむタイプ。

土星:水瓶座 × 7ハウス

「個を尊重する関係性の探究者」

人とのパートナーシップにおいて、自立と共存のバランスを探る使命を持つ。自由を愛しながらも、深く誠実な関係性を築こうとする努力家。枠にとらわれない関係を理想とし、そこに責任を持つ。

ドラゴンヘッド:射手座 × 5ハウス

「遊びと創造の中に、魂の冒険を見つける」

表現の中にこそ、魂の成長がある。自由でのびやかな創作や恋愛の中で、枠を超えた真価を発揮する。自分の「好き」や「面白い」を大切にすることが、運命の扉を開く鍵となる。

(skills)

わたしのスキル

安心と創造の場づくり

感性設計

共鳴

人と人、人と場所を自然と溶け合わせ、気づけば愛で満ちた空気を醸成する。「言葉を超えたクリエイション」が得意です。 安心感の中で、新しい化学反応が生まれる場づくりをしていきます。

本質に迫る深い対話

対話セッション

自己探究

一人一人の本質に深く迫り、内側にある「核」の部分に一緒に出会っていきます。一対一の対話の中で、自然と流れる涙と共に、自分を受け入れ前に進む勇気を得られる人を増やしています。

(favorite)

好きなもの

being>doing

「何かを成すこと」よりも、「ただ在ること」。 自然の中に身を置いて、何者でもない自分に還る時間が好き。Doingに追われない、静かな"being"の豊かさを大切にしています。

存在の美学

内なる静けさ

未知への冒険

地図にない場所、はじめての土地、言葉の通じない文化。 「知らない」という感覚は、わたしにとって“生命が動き出す合図”。 未知に身を投じることで、本当の自分が顔を出してくる気がしています。

魂の旅

直感で動く

1つになる瞬間

森の中で感じる木々の息遣い、海の前で呼吸が波と調和していく瞬間。岩に座って、境界線がなくなっていく心地よさ。 全身で自然を味わい、自然と1つになる瞬間が好きです。

自然との融合

ボーダーレス

内側とつながる対話

安心できる誰かとの時間、飾らず言葉を交わせる空間。 「内側の声」がふっと表に出てきたときに、深い共鳴が生まれる。 そんな対話が、わたしをあたたかく強くしてくれます。

共感

心の深呼吸

(goal)

達成したいこと

自分自身に還るリトリートを広げたい

「何者でもない自分」に戻れる体験を、より多くの人へ届けていきたい。自然とつながり、本当の自分の声を聴く場をつくることで、一人ひとりが安心して自分を生きられる社会を目指しています。

誰もが「役割」や「期待」から自由に生きられる社会をつくる

他人や社会の枠組みではなく、自分自身の純度の高い想いに正直に、軽やかに生きられる人が増えてほしい。そのためのサポートやコミュニティづくりを続けていきたいと考えています。

人・自然・地球がめぐる“循環”の場をつくる

人と人、人と自然がつながり合い、安心感や調和の中で生きられるコミュニティを育てていくこと。地球や生態系とのつながりを意識した、持続的であたたかい場をこれからもつくり続けていきます。

(contact)

お問い合わせ

インスタグラムのDMよりお気軽にお問い合わせください!Gaiaの公式ウェブサイトも是非見てみてください✨
リトリートでお会いしましょう!

Interviewer:

Luke

Interviewee:

Akiho

#Introduction

イントロダクション

「わたし」の活動とライフスタイル。

Akiho

今一番力を入れているのは、「自分の本来の使命に戻るリトリート」なんです。
今日もこのような自然豊かな場所にいますが、何かを付け加えるのではなく、ただそこにいる「0の自分」を自然の中でじっくりと味わっていく。
肩書きや名声、そういったものを一旦すべて手放した時に見えてくる、自分自身の本当の声に耳を澄ませる、そんなリトリートを主宰しています。

Luke

「0の自分を味わう」というのは、とても興味深いコンセプトですね!そのリトリートについて、もう少し具体的に伺ってもよろしいでしょうか?
例えば、どのようなロケーションを選び、その場所で参加者はどのような体験を経て、何を実現していくのでしょう?

Akiho

ロケーションは、私自身が心から「ここで味わってほしい」と感じる場所を選んでいます。
葉山もそうですし、過去には神奈川県の湯河原、特に真鶴半島のような、海と森が美しく調和している場所で開催しました。最近では、伊豆の城ヶ崎海岸も選びましたね。
切り立った崖と力強い波が、生命力をダイレクトに感じさせてくれるような場所で、森を歩いたり、ただ波を見つめたりします。

Luke

海、山、森…まさに五感で自然を感じられる場所を選ばれているのですね!
そこで参加者が「実現すること」について、Akihoさんならではの捉え方があるようにお見受けしますが、詳しくお聞かせいただけますか?

Akiho

そうなんです。
一般的な「目標達成」とは少し捉え方が違っていて。
多くの方が、山を登るように目標を設定し、頂上に到達することで達成感を得ようとすると思うんです。でも、その過程は険しく辛いことも多いですよね。
私のリトリートは、山を登るというより、「0の自分に戻る」イメージなんです。何かを得るためではなく、むしろ不要なものを手放し、自分の一番コアな部分、生まれた意味や使命に繋がっていくことを目指します。

Luke

「獲得」ではなく「削ぎ落としていく」ということなんですね!

Akiho

はい。特に、社会で何かを目指して頑張ってきたけれど、そこに疲れを感じてしまった…そんな方が、本来の自分自身のコアな部分を取り戻していく。
それがこのリトリートの大きな目的であり、私自身も体感してきたことなんですよね。

Luke

現代社会は、必ずしも心地よいことばかりではなく、むしろ多くの人が苦しさを我慢しながら適応しようとしていますよね。その結果、本来の自分が雲隠れしてしまい、それが見えなくなっていること自体にすら気づかないケースがほとんどだと感じます。
特に女性は、男性社会に馴染もうと努力した結果、心身ともに限界を迎え、ふと「自分は何をしていたんだろう」と立ち止まる方も少なくないと聞きます。
Akihoさんのリトリートに参加される方々も、そういった経験をお持ちの方が多いのでしょうか?

Akiho

まさにそうなんです。
本当に、過去の私自身に近い経験をされた方が多くいらっしゃいます。会社員時代は営業目標を追いかけ、起業してからも年商目標に必死でした。でも、それを達成した先で「何か違うな」と気づき、何を目指せばいいのか分からなくなってしまったんです。
リトリートに来てくださる方も、社会的な地位や人気といった目標を追い求めた結果、「これが本当にやりたいことだったのだろうか?」と疑問を感じ始めた方が多いですね。

Luke

目標達成の先にあった違和感、というのは非常に共感できます。そうした経験をされた方々だからこそ、リトリートで得られるものも大きいのかもしれませんね。

Akiho

そう思います。そこまで行き着いたからこそ見える景色、気づけることがあるんです。
一生懸命に山を登ってきたからこそ、「0の自分に還ること」の必要性を潜在的に感じていらっしゃる方が、自然と集まってくれているように感じますね。

Luke

先ほど「あえて何もしないことの価値」について少し触れられていましたが、リトリートの具体的な中身について、もう少し詳しく教えていただけますか?
「何もしない」が、なぜ深い体験に繋がるのでしょうか?

Akiho

前回の参加者の方も口を揃えておっしゃっていたのが、「こんなに余白のあるリトリートは初めて!」ということでした。
その方は色々なリトリートに参加されてきた経験豊富な方だったのですが、「こんなに深く自分と繋がれたリトリートは初めてだ」とまで言ってくださって。

Akiho

多くのリトリートでは様々なワークショップが組まれていることもありますが、私の場合は、自然と繋がり、五感で深く味わい、そこに浸ることを何よりも大切にしています。
そうすることで、誰かや何かを介さず、自然と自分、あるいは自分の内側という、最もコアな部分とダイレクトに繋がれる状態になるんです。できるだけ余計なものを取り払い、自分の中のいらないものを手放して、本質と繋がる。
だから、本当に「ほぼ何もしないリトリート」なんです。

Luke

一見すると「それで何の価値があるの?」と思われがちかもしれませんが、実際に体験してみることで、その深い意味が理解できるのですね!
自然の力によって原点に戻り、癒されるというのは、非常にシンプルでありながら本質的だと感じます。ロジカルな納得感を与えるワークショップとは異なり、大自然に身を委ね、そのエネルギーを全身で受け取ることで、本当の意味での癒しと「自分が本当にやりたいことは何だろう?」という問いへの答えを、自分自身で見つけ出すきっかけを与えているのですね。

Akiho

まさに、おっしゃる通りです。
結局のところ、答えは自分の中にしかないんですよね。だから、いかに自分の純粋な、純度の高い思いと繋がれるかが重要なんです。
都会で忙しく過ごしていると、どうしてもタスクや「やること(Doing)」に意識が向いてしまいがちですが、本来の「あり方(Being)」に戻った時に初めて、自分が本当はどうしたいのかが見えてくるのだと思います。

Luke

実際にリトリートを経験された方々は、具体的にどのような変化を遂げられるのでしょうか?
これまでの参加者の方々の変化で、印象的だったエピソードがあれば教えてください!

Akiho

それはもう、本当にたくさんあります。
分かりやすい例で言うと、2泊3日のリトリートに参加された方で、起業を目指していた方がいました。その方は当初、「何か売れるサービスを作らなきゃ」「価値をたくさん身につけて、人から求められるようにならなきゃ」と、すごく意気込んでいたんです。

Akiho

でも、リトリートの3日間で、まず明らかに呼吸の速さが変わったんです。最初は浅く速い呼吸で、どこか緊張している様子だったのが、ゆったりとした呼吸になり、表情も穏やかになって。その結果、「私、ありのままのこの自分で良かったんだって思いました」と言ってくれるようになったんです。
そして驚いたのが、その後、やろうとしていたサービスをガラッと変えて。以前の彼女なら「こんなことでお金をもらっていいんですか?」と口にしていたような、本当に心からやりたいことをサービスにしたんです。それまで売上0だったのが、いきなり何十万円という契約が決まったりして。
今では実際にそれで起業し、売上も順調に伸びています。でも、彼女も結局、売上を目指したのではなく、「0の自分で良かったんだ」と安心した途端に、すべてが好転し始めたんですよ。

Luke

目指していた時は動かなかったものが、手放した瞬間に後からついてきた、というのは非常に示唆に富んでいますね!
他にはどのような変化がありましたか?

Akiho

パートナーシップが劇的に改善した、という方も本当に多いんです。
例えば、ある参加者の方は、旦那様に対して正直少し頼りなさを感じていて。「優しいけれど、本当はもっと一緒に夢を目指したいのに…」と、他の人に心が動きかけていたほどだったそうです。
でも、リトリートで自分の中に安心感を取り戻せた時、「旦那さんに自分の本当の気持ちを伝えよう」と思えるようになったそうなんです。「本当はこういう夫婦関係でありたい」と伝えることができて。そこから、旦那様が彼女の夢を応援する、ものすごく強力なサポーターになってくれたんです。

Luke

Akihoさんの元にたどり着く方々は、ある意味、社会で様々な経験を積み、もがき、その結果として「原点に戻ることの重要性」に気づかれた方々と言えるかもしれませんね。
一方で、まだその気づきに至っていない、あるいはその必要性を感じていない方々が大多数であるとも感じますが、その点についてはどのようにお考えですか?

Akiho

そうですね、気づかない方は確かに多いと思います。逆に言うと、私自身も含め、気づくことができた人はある種の幸運であり、そこには何かしらの役目があるからこそ気づけたのではないかと感じています。
ですから、全員が全員、目覚めなければいけないというわけではないと思うんです。この「原点に戻る」ということに気づくことができた人たちが、その役目をしっかりと全うできるよう、一緒にサポートしていけたらいいなと思っています!

#Reflect

きっかけになった過去

「いま」に繋がった、きっかけ。

Akiho

私の一番の原点となったのは、沖縄の大東島で私自身が参加したリトリート体験なんです。
そのリトリートに参加する直前の私は、 起業して数字目標を追いかけ、ずっと憧れていた起業家さんとコラボが実現するなど、自分の中ではある種の頂点にいた時期でした。
でもその時、自分の抱いていた憧れと現実との間に、大きなギャップを感じてしまったんです。 数字を達成し、人気者になれば素晴らしい世界が待っていると信じて頑張ってきたけれど、目標としていたある起業家さんが、 私が思っていた以上に疲弊している姿を目の当たりにしてしまって。
「こういう風に数字を追い求めても、私の目指す幸せはここにはないのかもしれない」と気づいてしまったんです。

Luke

華やかな世界の裏側にある現実に直面されたのですね…!

Akiho

はい…。でも、それまでの人生、ずっと数字を追いかけることに全力を注いできたので、「数字じゃない目標って、一体何を目指したらいいの?」と、完全に途方に暮れてしまって。
そんな時、本当に偶然なんですけど、「リトリート」という言葉がなぜか気になり始めたんです。Instagramか何かで見かけたのがきっかけだったと思いますが、妙に心惹かれて。

Akiho

以前アフリカでボランティアをしていた時期があって、その時の仲間がたまたまリトリートを開催した経験があるというのをSNSで見かけて連絡を取ったところ、紹介されたのが、その大東島のリトリートだったんです。
そこで参加した体験が…もう…本当にすごかったんですよ。

Luke

大東島でのリトリート、一体どんな体験だったのですか?!

Akiho

大東島自体が、ほとんど観光地化されていない未開発の島で、「観光客です」と言うと「何しに来たの?」と聞かれるくらい、手つかずの自然が残る場所なんです。
そこで「バリバリ岩」という、一応観光地的な場所があって。岩が裂けてできたような、木々が生い茂る細い道の奥に洞穴があるんです。
そこに足を踏み入れた瞬間、もう木々が「生きている」、呼吸しているのがはっきりと感じられて。イメージとしては、本当に映画の「ラピュタ」のような場所で。
奥へ進んでいくと、真っ暗で光がほとんど届かない洞穴があって、そこで皆で目をつぶって瞑想することになったんです。特に会話をするわけでもなく、ただ静かに目をつぶっていたら…

Akiho

なんというか、自分の記憶のようなものが、映像として鮮明に見えてきたんです。
最初は、自分自身、おじいちゃんおばあちゃん、ご先祖様、そしてあらゆる生き物が、一つの大きなブラックホールのような場所に存在していて、みんな全部一つだったんだな、という感覚。でも、自分が生まれる瞬間のようなイメージで、そのブラックホールから、おたまじゃくしみたいに自分が少しずつ分かれていくんです。
その時、一瞬「寂しいな、一人にしないで」って思うんですけど、ふと「私、元々一つだったんだ。この一つは、もう自分の中に流れているんだ」って思い出したんです!

Luke

それは…圧倒的な体験ですね。「自分の中に宇宙がある」という言葉がありますが、それに近い感覚だったのでしょうか?

Akiho

まさに、「全部自分が宇宙で、宇宙が自分なんだな」というのを、記憶として思い出したような感覚でした。そしたら、ぶわーっと涙が出てきて。「忘れててごめんね」みたいな気持ちで。
きっと、これを伝える役割があるから、この体験を見せてくれたんだろうな、とその時強く感じたんです。

Luke

それまでのAkihoさんとは、ある意味対極にあるようなスピリチュアルな体験だったわけですね。

Akiho

正直、それまではバリバリの現実主義というか、資本主義社会どっぷりで生きてきたので、いわゆるスピリチュアルな話は「気持ち悪い」とさえ思うくらい断固拒否!という感じだったんです。
でも、その洞穴での体験は、もう体で感じてしまったし、見てしまったから、言い訳のしようがなくて。

Luke

頭ではなく、体感として腑に落ちてしまった….。

Akiho

はい、もう「これはそういうことなんだな」と確信しました。
そこから、この記憶、この体験が何を意味するのかはっきりとは分からなくても、「何かを伝えなきゃいけない」という思いが湧き上がってきました。人は決して一人ではない、みんな孤独を恐れて、昔の私のように「何千万円稼がなきゃ」「人気者にならなきゃ」と必死になっているけれど、本当は最初から一つで、孤独になんてなりようがなかったんだ、と。
そこに気づいてもらうことに私の役割があるんじゃないか?と思って、少しずつ、リトリートで見えたことを話したり、それに近い自然の中にみんなを連れて行ったりするようになったんです!

Luke

まさにその沖縄でのリトリートが、Akihoさんご自身を180度変えるほどの大きな転機だったのですね!

Akiho

本当にそうですね!
それまでの「山を登る」ような生き方から、全くの「0の自分」として、本当の、本来の自分で生きるという生き方にシフトした瞬間だったと思います。

Luke

その大きな変化を経験される前は、会社員としてキャリアを積まれていたのでしょうか!

Akiho

はい、そうです。
経歴としては、最初はリクルートに勤めていて、営業成績を出すことに注力し、プロジェクトリーダーなども経験しました。その後、ずっと夢だったアフリカでの青年海外協力隊として、1年ほどボランティア活動をしました。

Luke

アフリカでの経験は、また違った価値観に触れる機会だったのではないでしょうか?

Akiho

まさに衝撃でした。
まだ会社員マインドが強かった私ですが、アフリカの人々がものすごく幸せそうに見えたんです。
「助けに行ったはずなのに、精神的にはアフリカの人たちの方が豊かで幸せそうじゃないか!」と。何か自分も変わらなきゃいけないと感じ、帰国後はキャリアコーチングのベンチャー企業に入社しました。

Luke

キャリアコーチングの会社では、どのような経験をされたのか詳しく聞きたいです!

Akiho

そこはベンチャーだったので、もう本当に寝る間もないくらい忙しくて。
ストレスで7キロ痩せるほどバリバリ働いて、そこから独立起業した、という流れです。アフリカでの経験はありましたが、独立するまでは、ほとんど資本主義社会の中で、いかに成果を出すか、どう戦っていくか、ということばかり考えていましたね。

Luke

バリバリと働かれていたベンチャー企業から独立された理由は何だったのでしょうか?
リクルートでのご経験やベンチャーでの激務を経て独立されたわけですが、その時点ではまだ「戦う」という世界観は変わっていなかったように見受けられます。
独立の主な動機は、例えば「より多くのお金を得ること」だったのでしょうか?

Akiho

いえ、その時は特にお金が欲しいという気持ちはあまりなかったんです。
どちらかというと、名声を追い求めていた部分はあったかもしれません。「何かを成し遂げる自分」でありたい、というような。あとは、起業した時に「自分自身が疲弊していてはダメだ」という気持ちも、当時からありました。
アフリカの人々のように、生き生きと生きる日本人としてのロールモデルになりたい、という思いは持っていたはずなのに、いつの間にか目的を見失って、また自分が疲弊してしまっていた…という感じでしたね。

Luke

なるほど…。
少し時系列を遡りますが、新卒でリクルートに入社されたとのことですが、どのようなきっかけでリクルートを選ばれたのですか?

Akiho

それは本当に「ご縁」としか言いようがないのですが…実は私、今思うと笑ってしまうくらい、めちゃくちゃ尖っていたんです。
だから、就職活動では全然どこにも受からなくて。
そもそも私、中学生くらいから「将来は国際協力の道に進む!」と固く決めていて、大学もその分野を選びました。卒業後は大学院に進んで専門性を高め、国際協力機関で働くぞ、と思っていたんです。でも、色々考えるうちに「一度、社会人としての修行を積んだ方が、より良い活動ができるらしい」という情報を得て、「じゃあ、とりあえず修行のために就活しよう」と。

Luke

修行のための就職活動、ですか!

Akiho

そういう気持ちだったので、どこか「私は普通の社会で働くような人間じゃないけど、まあ働いてやるか」くらいの、ものすごいプライドの高い人間だったんですよ。

Luke

それは…面接官にも伝わってしまいそうですね(笑)

Akiho

きっと出ていたんでしょうね、そういうオーラが…。
「お前らのところを踏み台にしてやるけど、いいな?」みたいな。だから、もう本当にたくさん落ちました。
リクルートに関しては、「人材輩出企業」と名乗っていて、人を育てることを重視している点は素敵だなと思っていましたが、入社できたのは本当に偶然の重なりでした。

Akiho

実は、私の大学の先輩にあたる方が、ちょうど面接官をされていたんです。
しかも、私が就職活動で崖っぷちだった時期に、ありがたいことに大学で「同窓会賞」のようなものを頂ける機会があって。
課外活動などを頑張っていたのを、ゼミの先生が評価してくださり、同窓会から表彰されるというタイミングだったんです。
その大学の先輩がその情報を知ってくださって、おそらく採用の後押しとなったのだろうな、という経緯なんです。
本当にご縁に導かれたような感じでしたね…。

Luke

リクルートでは何年くらいご活躍されたのですか?

Akiho

リクルートでは3年半働きました。本当に濃密な時間で、感謝しています。
ただ、入社当初はやはり尖っていたので、先輩の言うことは聞かないし、上司との面談をうっかりすっぽかしてしまったり…結構問題のある新人だったと思います。
当然、同期の中でも目標達成は一番遅くて、ビリの状態だったので「これはやばい!」と気づいて。周りの先輩方が本当に親身になってサポートしてくださり、そこから猛烈に頑張って、2年目には全社で表彰されるまでになったんです。
ものすごい振れ幅ですよね。

Akiho

でも、その経験から良くも悪くも「結果を出せば、周りは何も言わなくなるんだ」ということを学んだんです。
それまでは、ちょっと生意気な新人として、先輩方から陰で色々言われているのを感じていましたから。結果を出したら、誰も何も言わなくなった。「社会って、結果を出せば自分の思い通りになるんだ」と、そこで学習してしまった部分もありますね。

Luke

なるほど、リクルートでの成功体験が、ある意味でその後の「数字を追い求める」スタイルに繋がっていった側面もあるのかもしれませんね。
そしてリクルートを辞められて、アフリカへ。その後キャリアコーチングの会社へ、という流れですね。リクルートのような誰もが知る大企業に、そんなドラマチックな経緯で入社されていたとは、驚きました!

Akiho

本当に、よくあんな尖った私を採用してくれたなと思います。

#Roadmap

ロードマップ

これから叶えたいこと

Luke

ここまでAkihoさんの現在のご活動や、そこに繋がる過去の貴重な体験についてお伺いしてきましたが、最後に、Akihoさんが描いている今後のビジョンについてお聞かせいただけますでしょうか?
近未来の目標でも、もっと遠大なスケールの夢でも構いません。

Akiho

そうですね…本当に遠い未来のことで言うと、私の使命だと感じているのは、「人間を本来の役割に戻していく」ということなんです。
人間も、本来は動物の一種だと思っていて。例えばミツバチは、ただ自分たちのために蜜を運んでいるだけかもしれませんが、その行動が結果として花々の受粉を助け、豊かな生態系を育んでいますよね。

Luke

自然界の調和のようですね。

Akiho

はい!それと同じように、人間が本来の自分の役割を生きることができれば、必ずこの世界や地球、生態系全体がより良い方向に調和して回っていくと強く信じています。
だから、人が本来の役割に戻るということは、自分自身のためだけでなく、全体の調和のためでもある。そのために、まずは人間が「安心感」を感じられるようになることが重要だと考えています。
先ほどお話ししたように、孤独を恐れて、自分ではない社会的な目標を追い求める必要がなくなるように。「自分は一人じゃなかったんだ」という深い安心感を感じてもらい、本来の自分を生きることで、結果として生態系も地球もすべてがうまく循環していく。
そんな世界を実現したい、というのが私の大きな使命だと感じています。

Luke

その大きな使命に向けて、近未来の目標としてはどのようなことを考えていらっしゃいますか?

Akiho

近未来の目標としては、一人ひとりが自分の中にある「純度の高い思い」に向かって、自分の意思で動けるようになることをサポートしていきたいです。
キャリアコーチングを長年やってきた経験からも感じるのですが、どうしても私たちは「親から認められる道を選ばなきゃ」「社会から評価されることをしなきゃ」「人のために生きなきゃ」といった思考に陥りがちです。

Luke

周囲の期待や社会的な規範に影響されてしまうのですね。

Akiho

そうなんです。でも、それによって自己犠牲に陥り、疲弊してしまっているケースが本当に多くて。
そういった自己犠牲的な意思決定ではなく、自分の心の奥底から湧き出てくるような、「これをやらなきゃ死ねない!」と思えるほどの純粋な意思、使命、本当にやりたいこと。
それを一緒に見つけ出し、思い出せるようにサポートすることで、その人自身が本当に自分の人生を生きられるようにしていきたいんです。

Luke

「純度の高い思い」を見つけ出し、それに基づいて生きることをサポートする。そのための具体的なアプローチとして、リトリートという形を体系化されているわけですね。

Akiho

はい、まさにそうです。
リトリートは、私自身がそうした体験を経て、本来の自分に繋がることができたプロセスを、皆さんに追体験していただけるように要素をぎゅっと詰め込んでいます。

Luke

Akihoさんのビジョンは非常に壮大でありながら、お話を伺っていると、リトリートを通じて既にその一端を実現されているように感じます。参加者の方々がパートナーシップを改善されたり、ありのままの生き方で人生が大きく好転したりといったお話は、まさにその証ですよね。
この活動を続けていけば、その長期的な目標も、思ったより早く近未来に実現する可能性も大いにあるのではないでしょうか!ご自身の中で「これが私の使命だ」と気づかれた瞬間というのは、やはり特別なものがあったのですか?

Akiho

そうですね、もうこれは「感覚で来ちゃった」としか言いようがないんです…。
今まで散々コーチングで言語化を追求してきた自分が言うのもなんですが、言葉で考えていた時は、ここまでの確信には至らなかったんですよ。

Luke

言葉を超えた「感覚」で、ですか!

Akiho

結局、体感がすべてなんだと、身をもって経験しましたね。
これまで色々なワークショップに参加したり、自己啓発本を読んだり、オンラインで学んだりして、「私は過去にこういうことがあったから、今こういう目標を持っているんだ」という風に、頭で自分の道を組み立ててきました。
でも、実際にリトリートに参加したり、自然の中に身を置いたりするようになってからは、もう理屈抜きの、根拠のない確信のようなものが得られるようになったんです。
「私はもう最初から、この使命を生きる人間だったんだ」みたいな…。

Akiho

だからこそ、この体感の重要性を、もっと多くの人に味わってほしいと心から思っています。
特に、これまで頭で一生懸命自分の人生について考えてきた人ほど、一度、自分の体で、全身で「味わう」ということを体験してみてほしいですね。