(about me)
わたしのこと

Tomoki
AI Creative Wizard 🧑💻🧙
AI クリエイティブ・ウィザード
AIエンジニア
高専非常勤講師
魔法世界
AI技術で「魔法世界を創造する」ことを目指す、株式会社AIM PAST 代表取締役 / AIエンジニア。
ディープラーニング・マシンラーニングを専門とし、特に画像認識技術を用いたソリューション開発を得意とする。
母校である高専の非常勤講師として、未来のエンジニア育成にも情熱を注ぐ。
幼少期からのゲーム好きが高じ、小学4年生でプログラミングの世界へ。高専時代には人工衛星開発にも携わる中で、「自律的に動くシステム=AI」の可能性に魅了される。
根底にあるのは「技術で人を喜ばせたい、楽しませたい」という純粋な想いからで、プログラミングは、その想いを形にするための「魔法」だと捉えている。
人との繋がりを大切にし、クライアントの課題解決に真摯に向き合う傍ら、趣味のギター弾き語りライブを主催するなど、多才な一面も持つ。
技術探求とエンターテイメント性を両立させながら、AIや最先端技術がもたらすワクワク感を、より多くの人に届けることを目指している。
(経歴)
2004
小学4年生でプログラミングの世界へ
大好きなゲームがきっかけで、「自分でゲームを作りたい」とプログラミングの独学を開始。インターネットを通じて基礎を学ぶ。
2010
AIへの関心と技術力の向上
友人の影響や人工衛星開発プロジェクトへの参加を通じて、OS、コンパイラ、そしてAI技術に深く傾倒。「自律的に動くシステム」の可能性に気づき、AIエンジニアの道を志す。在学中(2011年頃~)から受託開発も経験。
2015
豊橋技術科学大学へ編入
高専卒業後、国立大学へ3年次編入学。コンピューターサイエンス分野での専門性を高める。
2017
スタートアップでの挑戦と葛藤
大学卒業後、都内のスタートアップ企業に就職。優秀な同僚たちの中で自身の力不足を感じ、精神的に苦悩する時期を経験。この経験が、後の独立への思いを強くする。(2年2ヶ月勤務)
2019
株式会社AIMPAST 設立
「魔法世界を創造する」を理念に、自身の会社を設立(平成最後の年、4月)。AIエンジニアとして独立。大学時代の友人や過去の繋がり、前職からのサポートを受けながら事業をスタートさせる。
2022
母校・高専で非常勤講師
非常勤講師として母校に貢献。AI・ディープラーニング分野の専門知識を活かし、次世代のエンジニア育成に携わる。
2025
AI開発を軸に多方面で活動
AI受託開発(特に画像認識)、MLOps、Web開発などを手がける経営者として活動。技術で人を楽しませることを信条とし、人との繋がりを大切にしながら、音楽活動(弾き語りライブ主催)なども行う。
(skills)
わたしのスキル

テスト
テスト
テスト
参加者同士の自然な交流が生まれる動線やテーマ設定、会場レイアウトまでをトータルにプロデュース!ひとりひとりの「安心感」を大切に、創造的な対話が生まれる設計力が得意です。

テスト
テスト
テスト
人と人、人と場所を自然と溶け合わせ、気づけば愛で満ちた空気を醸成する。「言葉を超えたクリエイション」が得意です。

テスト
テスト
テスト
保育士時代に培った「安心感を生み出す力」と、WAVEの朝会文化で磨いた「寄り添う問いかけ」で、純度100%の自己愛を循環させるファシリテーションが得意です!
(favorite)
好きなもの

テスト
何もしない余白にこそ、新しい感覚や気づきが宿ると思っています。波の音、静かな風、深呼吸──シンプルに『ただ在る』ことで、心と体がリセットされる瞬間が好きです。
テスト
テスト

テスト
見知らぬ街角をのんびり歩くときのワクワク感がたまらない。古い路地、新しいカフェ、ローカルな風習──すべてが自分の世界を広げてくれる、心の栄養になる体験です。
テスト
テスト

テスト
森や海の中で感じる大地の息遣いと、薪の香りが立ち上るサウナの静寂。外気とのコントラストが心地よく、全身で自然と一体になる体験が好きです。
テスト
テスト

テスト
言葉を交わすことで自分の内側が浮かび上がる。軽い雑談から核心につながる問いまで、対話によって生まれる「気づきの瞬間」を何より大切にしています。
テスト
テスト

テスト
何もないところからアイデアを形にしていく過程が好き。コンセプト設計から試行錯誤の手を動かす瞬間、そして完成したときのワクワク感こそ、創作の醍醐味です。
テスト
テスト

テスト
キャンバスを飛び出して、自然や街角に絵を描く自由さが好き。色と筆のタッチで風景を彩り、その場その場でしか生まれないアートの躍動感を楽しんでいます。
テスト
テスト
(goal)
達成したいこと
技術で「遊び」と「感動」を創り出すこと!
プログラミングを始めたきっかけであるゲーム開発や、メディアアートなど、技術を駆使したエンターテイメント制作に挑戦します!まずは収益を考えず、純粋に「人を楽しませたい」「感動を届けたい」という想いを形にし、世の中に発信していくことを目指します。
最先端技術を追求し続ける「ウィザード」であること!
AIをはじめとする最先端技術への探求心は尽きません。研究活動を続け、技術の深淵を覗き込み、プログラミングという現代の「魔法」を使いこなす存在でありたい。常に学び続け、技術の力で不可能を可能にしていくことにワクワクしています。
「魔法のような技術」で世界をもっと面白くすること!
会社の理念である「魔法世界を創造する」。研究開発で得た知見や技術を、単なる利便性だけでなく、驚きや楽しさ、感動を伴う「魔法」のような形で社会に還元していきたい。技術を通じて、人々の日常や世界をより豊かに、面白く変えていくことを目指し続けます。
Interviewer:
Luke
Interviewee:
Tomoki
#Introduction
イントロダクション

「わたし」の活動とライフスタイル。
Tomoki
僕は、AIエンジニアとして会社を経営しています。AIの受託開発がメインで、いわゆるディープラーニングやマシンラーニングと呼ばれる領域の実装、提案、学習モデルの改善などを行っています。
これが本業で、それに加えて、母校である高専で非常勤講師として週に1度、ディープラーニングについて学生に教える授業も担当しています!

Luke
AI事業というと、最近すごく注目されていますが、まだ一般の方には「具体的に何をしているの?」とピンと来ない部分もあるかと思います!
もう少し噛み砕いて、お仕事で扱っている具体的な事例などを教えてください!
Tomoki
そうですよね!
今「AI事業」というと、多くの方はChatGPTのような、いわゆるLLM(大規模言語モデル)を想像されるかもしれませんが、僕たちの仕事はそれだけにとどまらなくて。
もちろん、そういった案件もありますが、もっと昔ながらの、特定のタスクに特化した「マシンラーニング」モデルを作ることも多いんです。特に僕は画像認識が得意なので、例えば、画像の中に何が写っているか、特定の物体が画像のどこにあるか、それが何なのかを検知するAIや、3次元復元といったAIの開発などを手がけていますね。
Luke
AIエンジニアとしてだけでなく、僕が少し知っている範囲だと、バックエンド開発など、かなり幅広く対応できますよね!
AI関連以外の、例えばWebアプリケーション開発のようなご依頼もあるのでしょうか?
Tomoki
やっていました!最近は機械学習(ML)関連のご依頼が多いですが、もちろん、機械学習モデルを実際のサービスに組み込むためには、API化が必要になるケースも多いんです。
そういう時は、いわゆるMLOps(エムエルオプス)と呼ばれる領域まで含めて対応します。AWSなどにデプロイしてAPIを作り、WebアプリからそのAPIを叩けば、裏側でAIが推論を実行して結果を返す、といった仕組みの構築までサポートしています!
それに、以前はWebエンジニアとして働いていた時期もありますし、起業当初はAI案件だけではなかなか厳しかったので、Web開発で生計を立てていた時期もありました。なので、フロントエンドからバックエンド、インフラまで、Web開発全般も一通り対応できます!
Luke
起業されて、もうどれくらいになりますか?(2025.4現在)
Tomoki
起業して、今7年目です!
令和元年の5月に令和になったんですが、その直前の平成最後の年の4月に起業したんですよね!
Luke
現在の活動についてですが、Tomokiさんは、エンジニアとしてはかなり珍しく「人と交流するのが好き」で、色々なイベントに参加されたり、人との関わりを大切にされている印象があります!
エンジニアリング以外での活動について、何か具体的に教えてほしいです!
Tomoki
そうですね!
僕、元々ギターが好きで、上達のために毎週弾き語り配信をしよう!と決めて、一時期やっていました。
最近は配信できていない週もありますが…。それを続けているうちに、「やっぱりライブがやりたいな!」という気持ちが強くなってきて。会社の主催でライブ会場を借りて、弾き語りライブを開催したんです。
チケットも販売して、お客さんに来ていただいて。もちろん、商用利用なので、JASRACにちゃんと著作権料も支払って。そういった活動も、年に1回くらいのペースで続けていますね。
Luke
先ほどお話しした、人との交流についてですが、様々な「語り場」のようなコミュニティイベントに参加されているのは、どういった目的や意図があったのでしょうか?
Tomoki
やはり、僕が何かを作る上での根源的な動機は、「人を喜ばせたい」「人が楽しめるものを作りたい」という想いなんです!
プログラミングを始めたきっかけもゲーム開発でしたし、ゲームって、みんなが笑顔になれたり、楽しめたりするものを作れるのが魅力だな、と思っていて。
だから、実はプログラミング技術そのものよりも、「人が楽しめるものを作りたい」という気持ちが先にあるんですよね。
Luke
だからこそ、人との交流は欠かせないんですね。
Tomokiさんが作ったもので、人がどう楽しんでいるか、どう変化したかを見届けること自体が、自身の喜びにも繋がっているんですね!
Tomoki
まさにそうです!
僕にとってプログラミングは手段なので。もちろん技術を探求するのは大好きですが、その技術を使って「何をするか」という目的が見えなくなる時があるんです。
そんな時、周りの人が何かに困っていて、それを自分の技術で解決できたら嬉しいな、という気持ちが大きなモチベーションになりますね!
だから、色々な人と話して「みんな、どんなことに困っているのかな?」とヒアリングして、「じゃあ、自分の技術でどう解決できるかな?」と考えるのがすごく好きなんです。
Tomoki
例えば、音楽好きの仲間で、なかなか上達しないと悩んでいる初心者の子がいたら、「じゃあ、上達をサポートするようなWebアプリでも作ってみようか!」みたいに、実際に作ってみたり。それで喜んでくれる姿を見るのが、本当に嬉しくて!それが僕の生きがいの一つ、と言えるかもしれません。
Luke
あと、高専での非常勤講師をされているとのことですが、どのような経緯でオファーがあったのでしょうか?
具体的にどのような授業をされているのか、とても気になります!
Tomoki
高専へは、個人事業主というか、一部はパートタイムのような雇用形態で関わっています。
僕自身が高専出身で、5年間通った母校から依頼をいただいている形なんですよ。
ちょうどここ数年、常勤の先生方の定年退官が続いていて、先生の数が少なくなっていたんです。一方で、学校としては新しい技術を身につけた学生を育てたいという方針があり、新しいプログラムが設立されたのですが、それを教えられる先生が不足している、という状況でした。
こで、学校側が卒業生であるOB・OGに声をかけていたようで、既に講師をされていた僕の先輩から「いい後輩がいるよ!」と僕を紹介してくださって!
Tomoki
かなり具体的にお話しすると、「未来工学教育プロジェクト」という枠組みの中の授業をやってます!
3年生では、IoT、ディープラーニング(AI)、ビッグデータ、そしてそれらと医療との連携について、幅広く学びます。どんなセンサーやアクチュエーター、医療器具があって、それらをどうデータに基づいて判断させるか、といった概要ですね。
「医工連携概論」という授業の中の「データ解析」の回を僕が担当しています。
そして4年生になると、本格的にディープラーニング。歴史から始まって、考え方、アルゴリズム、実装方法、そして最後はコンペティションまでやります!
#Reflect
きっかけになった過去

「いま」に繋がった、きっかけ。
Tomoki
僕は幼稚園に入る前から、兄たちの影響で家にゲーム機があるのが当たり前の環境で育ちました。
物心ついた頃からゲームをしていて、特に当時流行っていた3Dゲームには、自分でマップを作れるモードがあったんです。
そのモードで遊んでいるうちに、もっと凝ったものを作りたくなってきて「もっとすごいものを作るにはどうしたらいいんだろう?」と考えた時に、「これはもう、自分でゲームを作るしかない!」と思い至りましたね!
当時、ゲームの裏技などをインターネットで調べるのが好きだったので、「インターネットを使えば、ゲームの作り方も分かるんじゃないか?」と思って検索してみたら、作り方を解説しているサイトがたくさん見つかって。
そのサイトの解説を一つ一つこなしていくうちに、自分でプログラムが書けるようになった、というのが最初のきっかけですね。

Luke
それが小学4年生の時ですか!
じゃあ、その頃にはプログラミングの基礎はできていたんですね。
Tomoki
変数や関数くらいまでは理解していたはずです(笑)
Luke
ということは、学校の算数や数学は、もう楽勝でした?
Tomoki
いや、それが…学校の数学の成績は、結構悪かったんですよ(笑)
計算ミスが多かったのと、符号の間違いとか、足し算引き算の暗算ミスとかが絶えなくて…。コンピューターと仲良くなりすぎると、計算は全部コンピューター任せになってしまうので、暗算も符号も間違える、みたいな。
それに、公式を覚えるのが苦手だったので、基本的な公式だけ覚えて、あとは全部導出すればいい!それが数学的だろう!と思っていたんですが、テスト時間に全然間に合わないなどよくありましたね… 。
Luke
解き方のロジックは完璧に理解しているけど、ケアレスミスが多くて成績に繋がらなかったんですね…。
でも、ロジカルな思考は得意だから、コンピューターとの相性は抜群で、プログラミングはすぐに習得できたわけですね!
Tomoki
そうですね!中学までは数学の成績に苦労しましたが、高専に入るまでには苦手な部分や勘違いしていたところを克服できたので、なんとか高専に入学できました。
Luke
そこから、AIの分野に進まれたきっかけは何だったんですか?
Tomoki
小学校の頃はゲームプログラマーに憧れていたんですが、次第に興味の対象が変わっていきました。
当時、インターネットで交流していた友達がいて、実はその子が僕より一つ年上の高専の先輩になるんですが、その子が中学3年生の時に「俺、来年高専行くから、お前も来いよ!」って誘ってくれたんです。
彼が僕を高専に導いてくれた恩人で、今でも繋がりがあります。その子もゲームプログラミングをしていたんですが、ある時、OSの仕組みとか、コンピューターのすごく基礎的な、低レイヤーの部分にハマりだしたんです。その話を聞いて「面白いな!」とすごく影響を受けて、僕もOSやコンパイラといった、機械に近い部分を勉強したくなっていきました。
そういうことをやっていると、やっぱり「ハッカー」に憧れる時期が来るんですよね、中二病的に(笑)
Tomoki
ハッカーといえば、黒い画面に向かってすごい勢いで何かを打ち込んで、生データを見て「よし!」みたいなイメージがあったので、ああいうのに憧れたんですよね!
「ああなるには何を勉強すればいいんだ?」と考えた時に、やはりコンピューターの根本的な部分を理解していることが重要だろう、と思って勉強を進めていました。
そうするうちに、昔ながらの偉大なハッカーたちが、皆どこかでAIの実現を夢見ていた、ということを知ったんです。読んでいた本にも、AIの実現に奔走した天才たちの話がたくさん書かれていて。
結局、当時のAI開発は多くが失敗に終わっているんですが、「やはりコンピューターで目指すべきはAIだよな!」という思いがまず芽生えました。それに加えて、僕が高専で人工衛星を作っていた時の経験も大きいです。
Luke
高専での人工衛星開発が、AIの道へ進む大きなきっかけになったんですね!
Tomoki
そうですね。
人工衛星そのものにAIが使われていたわけではないですが、「自分が情報分野で極めたいものは何か?」と考えた時に、様々な経験がAIへと繋がっていたので、「まずはAIについて深く調べてみよう!」と思ったのが始まりです!
Luke
大学時代は、もうかなりのスキルをお持ちだったと思いますが、そのスキルを活かしてアルバイトなどで稼いだりはしていたんですか?
Tomoki
高専の1、2年生の頃から、少しやっていましたね。起業家を目指していた大学生の方がエンジニアを探していて、頼まれたものを作って納品したりとか。
先輩のお母さん経由で、東京ガスの案件を受けたこともありましたね。
Luke
その時点で、もう独立できるくらいのスキルはあったと思いますが、あえて就職を選んだのはなぜですか?
Tomoki
うーん、当時は独立するなんて、全く考えていなかったですね。正直、怖かったですし。
当時の自分は、「自分は社会で本当に通用するんだろうか?」と、ずっと不安に思っていました。プログラムは書けるけれど、社会人としてちゃんとやっていけるのかな、みたいな漠然とした不安が常にありましたね。
Luke
そうなんですね・・!
スタートアップで働いていた2年2ヶ月は、振り返ってみていかがでしたか?
Tomoki
そうですね…言葉を選ぶべきかもしれませんが、すごく簡単に言うと…大変でした(苦笑)。
スタートアップだったので、まだ何も整っていない、というと言い過ぎかもしれませんが、やはり社会人1年目で右も左も分からず、社会の仕組みもベンチャーの仕組みもよく分からない状況で、かなり迷走してしまって…。
Luke
迷う方の「迷走」ですね…!
Tomoki
やはりベンチャーで、上場を目指して価値を生み出そうとしているけれど、なかなかうまくいかない…いわゆる「産みの苦しみ」の時期だったんだと思います。
何が正解か分からない中で、みんながそれぞれの「正しさ」を信じて進もうとする。でも、不安だからこそ、自分の正しさを強く主張しがちになるんですよね!
その主張のぶつかり合いが、少し苦しい雰囲気を作っていたように思います。だから、ある程度強くないと、その場にいられないような空気感はありました。
色々な人の「正しさ」を四方八方から浴びて、何が本当に正しいのか、分からなくなってしまって。
かなり哲学的な問いを突きつけられ続けていたような気がします。
それで混乱してしまって、当時の僕には、自分の「これが正しい!」と強く主張できるほどの自信がなかったんです。
Luke
それは、Tomokiさん自身のスキルに対する自信、ということですか?
Tomoki
スキル的にも、やはり社会人になったばかりで結果も出せていませんでしたし。プログラムが書けると言っても、その会社には僕よりずっと書ける人がたくさんいましたから。
東大出身、京大出身の方も普通にいましたし、博士号を持っている方もいたので、「僕がプログラミングできる!」なんて言うのも、おこがましいくらいで。
上には上がいる、と思い知らされました。なので、会社の中で「俺のやり方が正しいんだ!」と言い切れる自信は、到底持てなかったし、下手に主張して周りから反感を買うのも怖かったんです。
だから、起業した時は、「自分の正しさを確かめたい」という気持ちはありましたが、「誰も巻き込みたくないから、まずは一人でやろう」と決めました。
Luke
独立して最初の仕事は、どのように獲得されたんですか?
Tomoki
最初は、豊橋の大学時代の同級生に助けてもらいました。彼が既に会社を経営していて、チームでWeb系やアプリ系の開発業務をやっていたんです。
その友達に連絡して、「今度会社を立ち上げるんだけど、最初の仕事がないんだ。よかったら何か一緒にできないかな?」と相談したら、「おお、いいよ!仕事ならいっぱいあるから、全然一緒にやろう!」と言ってくれて。
業務委託という形で仕事を振ってもらって、そこでWeb系の開発などを一緒にやらせてもらいましたね!
Luke
そこから現在に至るまで、第三者から見ると、とても充実されているように見えますが、どのようにしてお仕事を増やし、事業を安定させてこられたのでしょうか?
Tomoki
やはり、人との繋がりが大きいですね!
大学時代の友人からもそうですし、僕が小学生の時にプログラミングを学んでいたウェブサイトの運営者の方…当時高校生だったんですが、その方が大人になって起業されていて、「うちにも仕事あるよ!」と声をかけてくださったり。
あとは、前職の会社からも、「今ちょっと人手が足りなくて困ってるんだけど、うちの仕事受けない?」と、辞めた後にも関わらず業務委託で仕事をいただいたりと、本当に色々な方との繋がりのおかげなんです!
Luke
そして7年間、事業を続けてこられたわけですが、振り返ってみて、順調でしたか?
Tomoki
そうですね…!なぜか仕事が途切れない、という根拠のない自信のようなものは、だんだんついてきました。
正直、なぜ仕事をもらえるのか、未だにちゃんと言語化できていない部分もあって。本当に巡り合わせというか、人に恵まれているな、と感じることが多いんです!
会社の先輩が「時間があったら、うちの仕事手伝ってくれない?」とか、「こういうクライアントがいるんだけど、紹介しようか?」とか、周りの方々が自然と紹介してくださる。そのおかげで、自分から積極的に営業活動をしなくても、お仕事をいただけている状況が続いていて、なんとか7年間、生きながらえている、という感じです(笑)
Tomoki
自分自身は、特定の場所に留まらず、流動的な存在でありたい、と思っています。
それは、「一人でいたい」という意味ではなくて、色々な場所に行って、色々なチームを作って仕事をする、というのが理想なんです!
チームでディスカッションしながら仕事を進めていくスタイルが好きなので、今、そういう働き方ができていてとても幸せです!
#Roadmap
ロードマップ

これから叶えたいこと
Luke
では最後に、今後のロードマップについてお聞きしたいのですが、近い未来ともう少し先の長期的な視点で、何かビジョンや挑戦してみたいことはありますか?
具体的な目標でなくても、「こう進んでいきたいな」とか、「こういうことに挑戦したい」といったラフな感じで構いません。
Tomoki
近い未来で言えば、やはり僕がプログラミングを始めた原点である「ゲーム作り」に、もう一度立ち返りたい、という思いがあります!
一時期は、エンジニアとして組織の歯車になることも考えましたが、それを考え直して起業を選んだわけですから。諦めかけていた、技術を使ったエンターテインメント…技術に詳しくない人でも楽しめるものを作りたい!という気持ちは、ずっと持ち続けていきたいんです。
具体的には、メディアアートの制作に挑戦したり、作品を作ったり。あるいは、原点回帰でゲームを作ってみるのもいいな、と思っています。まずは、収益は度外視してでも、そういった創作活動を通じて、何かをみんなに届ける、ということを始めてみたいですね!
Luke
とってもいいですね!ゲーム作り、ぜひ叶えてほしいです!僕もすごく楽しみにしています!
では、長期的なビジョンはいかがでしょうか?
Tomoki
長期的には、僕が会社を立ち上げた時に掲げた「魔法世界を創造する」というスローガンを実現していきたいです。
なぜ「魔法」かというと、自分の人生で一番ワクワクするものは何か?と考えた時に、その感覚を言葉にすると「魔法」に行き着いたんです。AIに惹かれた理由も、どこか魔法っぽさを感じたからですし、そもそもプログラミング自体が、僕にとっては魔法のようなものでしたから。
Tomoki
実際、すごいプログラマーのことを「ウィザード級」と言ったりもしますしね!
だから、自分もウィザードになりたい、と。それくらい「魔法」という言葉は、僕の中核にあるんです。なので、これからも最先端技術を追い求め続けたいです。
研究論文を書くかは分かりませんが、研究活動自体はずっと続けていきたい、というのがまず一つ。そして、その研究の過程で生まれたものを、やはり「人を楽しませる」という形で社会に還元していきたい。
単なる研究者や技術者で終わるのではなく、エンターテインメントでも、利便性の向上でも、どんな形であれ、誰もがその恩恵を受けられるような形で、「魔法のような技術」を届けていく。
それが、僕の会社のビジョンであり、僕自身がずっと追い求めていきたいことですね!